Stackdriver Monitoring にはダッシュボードが用意されており、クラウドで動くアプリケーションにアラートを発します。Stackdriver Monitoring の設定はStackdriver Monitoring Console を使って行います。クラウド サービスや仮想マシン、あるいは MongoDB や Apache、Nginx、Elasticsearch などの一般的なオープンソース サービスについて、パフォーマンス メトリクスを見直します。

このコードラボでは、Stackdriver Monitoring の基礎、Monitoring Console の操作方法、および基本的なモニタリング イベントや統計データの探し方について学びます。

学習すること

必要になるもの

チュートリアルの使用目的を教えてください

通読のみ 通読して、演習を行う

Google Cloud Platform の使用経験を教えてください

初心者 中級者 上級者

自分のペースで進める環境のセットアップ

まだ Google Account(Gmail または Google Apps)をお持ちでない場合は、アカウントを作成する必要があります。Google Cloud Platform Console(console.cloud.google.com)にサインインして、新規プロジェクトを作成します。

プロジェクト ID を覚えておいてください。この ID は、すべての Google Cloud プロジェクトに使用する一意の名前です(上記の名前は既に使用されているので、実際には使用できません)。

次に、Google Cloud のリソースを使用できるように、Developers Console で課金を有効にする必要があります。

このコードラボの演習を進めても、課金額は数セント程度です。ただし、ストレージの使用料を増やす場合やご自分のオブジェクトを削除しない場合は、それ以上の金額が課金される可能性があります(本書の最後にある「バケットを削除する」の項を参照してください)。Google Cloud Storage の料金はこちらでご覧いただけます。

Google Cloud Platform の新規ユーザーには$300 相当の無料トライアルが付与されます。

モニタリングを有効にする前に、この Google Cloud Platform プロジェクトの内部で実際にモニタリングする何らかのインフラストラクチャが必要です。まず、そのインフラストラクチャを作成しましょう。

ここでは、以下を作成します。

  1. Google Compute Engine 上で実行する Debian 仮想マシン
  2. Cloud SQL インスタンス

仮想マシンを作成する

仮想マシンを作成するには、

  1. Compute Engine Console を開きます。
  2. をクリックします。
  3. オプションはすべてデフォルトのままにします。このマシンは、モニタリングするデータを生成するために必要なだけで、このマシンで行う操作は何もありません。
  4. をクリックします。
  5. これでインスタンスがバックグラウンドで作成されます。

Cloud SQL インスタンスを作成する

Cloud SQL インスタンスを作成するには、

  1. SQL Console を開きます。
  2. をクリックします。
  3. をクリックします。
  4. ご自分の SQL インスタンスに「my-cloud-db」などのインスタンス ID を付けます。
  5. オプションはすべてデフォルト値のままにします。
  6. をクリックします。
  7. これで SQL データベースがバックグラウンドで作成されます。

これでモニタリングするリソースの用意ができました。

Stackdriver Monitoring は、プロジェクトに対して有効にしてからでないと使用できません。

いずれかのプロジェクトで Stackdriver Monitoring を使用するには、

  1. Stackdriver Monitoring Console を開いて、 をクリックします。
  2. ドロップダウンでプロジェクトを選択して、 をクリックします。
  3. もう一度ログインするように求められることがあります。その場合は、[Log in with Google] をクリックしてからログインするアカウントを選択します。

  1. ログインすると、Stackdriver から Stackdriver アカウントにプロジェクトを追加するように求められます。[Create a new Stackdriver account] を選択して、[Continue] をクリックします。
  2. をクリックして、このプロジェクトで Stackdriver アカウントを作成します。
  3. そのプロジェクトを Stackdriver Monitoring に追加します。[Continue] ボタンが無効の場合は、ページを更新してからもう一度試してください。

  1. プロジェクトを選択して、[Continue] をクリックします。
  2. AWS を使用する場合は、Stackdriver Monitoring で AWS のリソースをモニタリングすることもできます。このコードラボではこのセクションはスキップして、[Continue] をクリックします。

  1. 次に、[Install the Stackdriver Agents]画面が出ます。より多くのデータを監視するため、Stackdriver AgentアプリをVMにインストールできます。このコードラボでは利用しないので、[Continue]をクリックします。
  2. [Get Reports by Email]画面で[No Reports]を選択して、[Continue]をクリックします。
  3. これで Stackdriver が初期化されます。その後、準備ができたら [Launch monitoring] をクリックします。

現在表示されているのは Stackdriver Monitoring Console です。表示されている情報は、ご利用いただいている Google(および AWS)のサービスやセットアップされているモニタリング機能によって異なりますが、概ね次のように表示されます。

モニタリング ダッシュボードに何が表示されているか見てみましょう。何もしていない状態でも、ダッシュボードには役立つ情報がたくさんあります。

稼働時間チェック

左上に、最新の稼働時間チェックの一覧が表示されています。まだ何も設定していないこの段階では、この項目には何も表示されていないはずです。設定は別のコードラボで行う予定です。

稼働時間チェックを見れば、ウェブ ページやインスタンス、リソース グループの状態をすぐに確認できます。設定した各チェックは世界各地から定期的にコンタクトされます。稼働時間チェックは、アラート ポリシー定義の条件として使用できます。

インシデント

Stackdriver Monitoring では、アラート ポリシーを設定することで、クラウド サービスやプラットフォームが正常に動作しているかを判断するための条件を定義できます。Stackdriver Monitoring には、ポリシーにて使用できるさまざまな種類のメトリクスやヘルス チェックが多数用意されています。

アラート ポリシーの条件に違反が生じた場合はインシデントが作成され、ダッシュボードで確認できる [Incident] セクションに表示されます。レスポンダーは、通知の受信を確認したり、対処済みのインシデントを閉じたりすることができます。

もちろん、この段階ではインシデントは発生していません。

イベントログ

ダッシュボードの一番下にイベントログが表示されます。

イベントログには、プロジェクトで発生したイベントが一覧表示されます。イベントには、サーバーの作成や再起動などのシステム イベントが含まれますが、モニタリング ソフトウェアにはキャプチャーされない記録を残しておくために、独自のメッセージをイベントとして追加することもできます。

グラフとチャート

ダッシュボードの右側には、さまざまなグラフやチャートが表示され、プロジェクトで現在利用されているリソースに応じたメトリクスを確認できます。

Stackdriver Monitoring を使って確認できる Compute Engine インスタンスの情報について、もう少し詳しく見てみましょう。

  1. ページの左側で[Resources] > [Instances] の順にクリックします。
  2. Google Compute Engine インスタンスの一覧が表示されます。
  3. 「instance-1」という名前の Compute Engine インスタンスのリンクをクリックします。

これで、この特定の Compute Engine インスタンスについて、以下の内容を確認できるようになります。

  1. このインスタンスの稼働時間チェック
  2. このインスタンスのイベントログ
  3. IP アドレスや起動回数、ボリュームなど、インスタンスのあらゆる詳細の概要
  4. CPU 使用率、ディスク I/O および ネットワーク トラフィックのグラフ

前の手順で作成した Cloud SQL インスタンスの情報についても詳しく見てみましょう。

  1. ページの左側で[Resources] > [Cloud SQL] の順にクリックします。
  2. [Inventory] にデータベースの一覧が表示されます。前の手順で作成したいずれかのデータベース(「my-cloud-db」など)をクリックします。

これで、この特定の Cloud SQL インスタンスについて、以下の内容を確認できるようになります。

  1. このデータベースに関して存在するすべてのインシデント
  2. このインスタンスのイベントログ
  3. 設定や IP 設定、バックアップ設定など、このデータベースに関するさまざまな設定

これで、Google Cloud Platform プロジェクトを Stackdriver Monitoring でモニタリングする準備が整いました。

学習したこと

次のステップ

知識を深めるには